【岡山市版】
相続した実家・空き家の
おすすめ活用方法５つ

岡山市の地勢や市場動向を独自に解析・検討。おすすめできる相続した実家・空き家の活用方法を５つ選出、解説しています。

アパート経営をする

アパート経営は初期費用がかかりますが、長期的に安定した収入を得る事ができるため、長い目で見て収益を上げたい方にぴったりな土地活用方法になります。

岡山大学や岡山理科大学など大学のキャンパスの近くでは若い層をターゲットにしたアパート経営に需要があるでしょう。
岡山駅周辺など立地が良く利便性の高い物件もアパート経営に適した土地と言えます。

アパート経営は空室リスクがあるため、立地が重要な要素となってきます。
土地に合った客層に向けた経営の打ち出し方をすると集客もしやすく、安定した入居率を維持しやすいです。

長期経営できることが魅力である一方、その分修繕費も考えなくてはいけません。
忙しい方は維持・管理を一括して任せてしまう事もできますが、リスクをしっかり踏まえた上で計画をきっちりと立て、始めることが望ましいです。

加えてアパートを建てることで相続税対策をすることもできます。
しかしあくまでも収益が出ていることが前提になりますので需要をよく調査し、検討しましょう。

駐車場経営をする

駐車場経営は建物を建てる必要がないため、初期費用を抑えられ初心者でも始めやすい土地の活用方法になります。
矮小地や変形地でも経営することができるため、土地の形に縛られません。

駐車場経営には2種類があり、需要がそれぞれ異なります。
・月極駐車場・・・住宅地で需要が高い
・コインパーキング・・・駅や商業施設、観光地の近くで需要が高い

開発が進む岡山駅東側や北区大元、中区高島など人の行き来が多いエリアではコインパーキングの経営が向いていると言えます。
利便性がそれほどよくない地域でも、住宅が多い地域であれば一定のニーズがあるでしょう。

駐車場経営は管理を業者に任せてしまうこともでき、忙しくても経営することが可能ですが、大きな収益は上げにくいです。
需要の高いエリアのコインパーキングであれば、月極駐車場より収益が見込めますがライバルと価格で競わなければならないため、リスクも生じます。

「土地を余らせておくよりは何か活用したい」方や、「土地活用方法がみつかるまで経営したい」方におすすめできます。

民泊経営をする

民泊は一戸建てやマンションを余らせている方が、不動産を宿泊施設として貸し出すことができる土地活用方法になります。
始めるには住宅宿泊事業法に基づく届け出を出すか、旅館業法に基づく許可が必要になります。

観光地に近いエリアでの需要が高いため、岡山市では岡山城に近い北区丸ノ内周辺や後楽園に近い中区浜周辺がおすすめのエリアです。

届け出のみで始められる民泊は宿泊させるのが「住宅」であることが必須で、年間180日未満の営業日数の制限があるため大きな収益を上げることは難しいです。
年間を通して経営をしたければ旅館業法に基づく許可を取らなくてはなりません。

加えて、他の民泊と差別化を図ることは必須であり、基本的に物件の魅力を出さなくては宿泊者が見つからないので、リノベーションやリフォームにお金がかかる場合もあります。

経営を辞めたくなった時に辞めることができるため、リスクは低めです。
どのように経営していきたいのかを事前に考えておきましょう。

参考：岡山市 住宅宿泊事業に関するページ

シェアハウス経営をする

シェアハウスは入居者数を多くできるため賃貸経営の中でも収益性が高いものになり、経営は簡単ではありませんが、個性を打ち出した経営が成功すれば安定して稼げます。
個室がたくさんある不動産であれば適しています。

都市部や若者の多い地域が望ましく、大学生の多い北区法界院や北区平野などで経営がしやすいと言えます。

シェアハウスで重要なのは立地とコンセプトです。
都市部から30分以内の場所でターゲットを絞ることで入居者を集めやすくなります。

一戸建ての賃貸経営をするより住人を複数にできるため、空室リスクは低くなりますが入居者トラブルへの対応など管理に手間がかかる可能性は大きいです。
管理が手間な場合は管理会社に任せることもできますが、収益が落ちてしまうのでコストを十分に考慮したほうが良いでしょう。

多様な人が集まるのがシェアハウスの魅力です。
入居者とのコミュニケーションを積極的に取ることができる人が向いています。

太陽光発電をする

太陽光発電はアパートなどに比べ初期費用がかからず、長期的な収入を得ることができる土地活用方法です。
空き家の上にパネルを設置し運用できます。

岡山市の年間日照時間は1991～2020年の統計で2033.7時間と全国平均より高くなっているため太陽光発電に向いている地域だと言えます。
太陽光発電は土地活用がしにくい田舎の土地でも日当たりがよければ行うことが可能です。岡山市では北区北側エリアや東区海沿いエリアでも土地活用できるのが魅力になります。

大きな収益は期待できませんが、固定価格買取制度があるため10kw以上の発電であれば20年収益を確保できます。

また、ランニングコストがかからないためリスクは低めですが、買取の終わる20年後の活用方法を考えておく必要があります。
設置には補助金制度を積極的に活用するとよいでしょう。

運営会社に貸し出すことでリスクを最小限に抑えることもできます。
立地が田舎でも土地活用できる点が良い点だと言えます。

参考：岡山県庁 日照時間（平均値）（統計期間1991～2020年）