【岡山市編】不動産会社のサポートで相続手続きをスムーズに行えた事例
岡山市における、「不動産会社のサポートで相続手続きをスムーズに行う」までを弊社が担当した事例を基に、関係者や物件が特定できないように、複数の事実を改変・翻案してまとめた「想定事例」として3つご紹介します。
兵庫県にお住まいのT様が、「スムーズに相続手続きを終え、岡山市の実家を売却した事例」
お客様の相談内容
●売却物件 概要
所在地 | 岡山市北区平山 | 種別 | 一戸建て |
---|---|---|---|
土地面積 | 127.17m² | 建物面積 | 96.03m² |
築年数 | 45年 | 成約価格 | 350万円 |
間取り | 4LDK | ― | ― |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は兵庫県にお住まいの50代のT様です。
お父様がお亡くなりになり、T様は岡山市にあるご実家の相続が発生しました。
しかし、T様は現在、兵庫県に持ち家があり相続したご実家に移り住む予定はありません。
そのため、ご実家の売却を検討しています。
解決したいトラブル・課題
実家を売却したいが、相続不動産を売却するまでの方法が分からない。
T様は不動産を相続するのは初めてだったため、何から手を付けていいか分かりません。
不動産会社の探し方・選び方
T様はご実家の売却を検討しているため、不動産会社に相談することにしました。
ご実家のある岡山市内の不動産会社をインターネットで探し、いくつかのサイトを見比べた結果、
・「相続時のおすすめ不動産屋ランキング第1位」を獲得しており信頼できそう
・LINEから問い合わせができ、遠方からでも気軽に相談が可能
という点で魅力を感じた、ウェーブハウスに相談することを決めました。
T様は早速LINEから問い合わせ、実際に相談してみることになりました。
T様の「トラブル・課題」の解決方法
T様は売却を希望しているとのことでしたが、相続手続きがまだお済みではなく売却ができません。そのため、直ちに行っていただくよう「相続手続きから売却する」までの流れを説明いたしました。
1. 相続発生から相続不動産の売却までの流れ
相続発生から相続した不動産を売却するまでの流れは、以下のとおりです。
【相続発生から相続不動産売却までの流れ】
流れ | 期間 |
---|---|
1. 遺言書の確認・遺言書の検認する | 速やかに行う |
2. 法定相続人の確定する | 速やかに行う |
3.相続財産を調査する | 速やかに行う |
4.遺産分割協議を行う ※相続人が複数いる場合 | 速やかに行う |
5.遺産分割協議書の作成する ※相続人が複数いる場合 | 10ヶ月以内 |
6.相続税を申告する | 10ヶ月以内 |
7.相続登記(不動産のみ)手続きを行う | 3年以内 |
8.売却手続きを行う |
相続した不動産を売却するためには、相続手続きを先に行わければなりません。
まずは、遺言書の確認や相続人の確定といった初期の手続きから行うことが重要です。
相続人が複数いる場合はトラブルなどが起きる可能性があり、遅延が発生するケースもあるため、状況を把握しながら計画的に進められるようにしましょう。
相続人さえ確定してしまえば、あとは手続き面になるので、弊社でもサポート可能です。
特に相続登記は相続開始を知ってから3年以内に行えば問題ありませんが、早期に売却手続きに移行するためにも、速やかに行うことをおすすめします。
2.「結果」
今回は、遺言書は見当たらず、相続人もT様しかいなかったためスムーズに手続きを行うことができました。
その後、売却活動に移り約4ヶ月で無事に売却が成立しました。
スムーズに手続きが行えたことや売却の結果にも満足されT様は弊社に「感謝している」とおっしゃってくださいました。
大阪府にお住まいのA様が「遺産分割協議を行って岡山市の相続不動産を売却した事例」
お客様の相談内容
●売却物件 概要
所在地 | 岡山市東区瀬戸町 | 種別 | 一戸建て |
---|---|---|---|
土地面積 | 200.71m² | 建物面積 | 100.04m² |
築年数 | 43年 | 成約価格 | 600万円 |
間取り | 4DK | その他 | ― |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は大阪府にお住いの40代のA様です。
お母様がお亡くなりになり、A様と妹様のお2人でご実家を相続することになりました。
A様は現在、大阪府にお住まいがあり、妹様も遠方に住んでいるため、お二人共ご実家に移り住む予定はありません。
解決したいトラブル・課題
実家を売却し、売却益を姉妹で均等に分けたい。
A様姉妹は話し合った結果、実家を売却して売却益を分けようという結論に至りました。
しかし、A様姉妹は相続手続きがまだお済みではなく、何から始めたら良いか分かりません。
不動産会社の探し方・選び方
A様姉妹は売却を希望していることもあり、まずは不動産会社に相談してみることにしました。
A様は友人に相談したところ「物件のある地域の不動産会社であれば地域性を考慮したより最適な提案をしてもらえる」というアドバイスを受け、ご実家のある岡山市内の不動産会社をインターネットで探しました。
その中で、
・相続に関する專門のページがあり知見がありそう
・岡山市の不動産売却の動向が紹介されており的確な提案がもらえそう
上記2点に魅力を感じたウェーブハウスが気になったため、早速お問合せフォームから連絡を取り、相談してみることになりました。
A様の「トラブル・課題」の解決方法
A様姉妹はご実家の売却を希望しているが、相続手続きにも困っているとのことでした。
まずは相続手続きから不動産売却までの流れを説明し、特に相続人が複数いる場合で重要な「遺産分割協議」に関して丁寧に説明しました。
1.「遺産分割協議」について
遺産分割協議とは、相続人全員が集まり、故人の財産をどのように分けるか話し合いで決定する手続きです。
遺産分割協議を行うかはケースによって様々です。
必要なケースと不要なケースは以下の通りです。
【遺産分割協議が必要な場合】
- 遺言書がない、または不明確である
故人が遺言書を残していなかった場合、相続人全員で話し合い、遺産をどのように分けるか協議する必要があります。 - 遺言書に記載されていない財産がある
遺言書で一部の財産について分割方法が指示されていたとしても、その他の財産についての記述がない場合、その財産の分配について協議が必要です。 - 複数の相続人がいて、全員が分割方法に合意できていない
法定相続人が複数おり、相続財産の分け方について全員の合意が得られない場合には、協議による合意形成が必要です。
【遺産分割協議が不要な場合】
- 明確な遺言書がある
故人が公正証書遺言など、法的効力のある遺言書で明確に遺産の分け方を指定してあり、その分け方に異論がない場合、その遺言に従って財産を分配するため、遺産分割協議は不要となります。 - 相続人が一人だけ
法定相続人が一人しかいない場合、その相続人がすべての財産を引き継ぐことになります。
そのため、他の相続人との協議が必要ないため、遺産分割協議は不要です。 - すべての相続人が分割方法に合意している
相続人全員で財産の分け方について合意ができており、具体的な分割内容が確定している場合、遺産分割協議書の作成は必要ですが、話し合い自体は不要となります。
2.「結果」
A様姉妹の場合は遺言書がなかったため、遺産分割協議を行い、財産を二人で均等に分けることで正式に合意しました。
その後、相続登記を経て、売却活動に移り約3ヶ月で買い主が見つかりました。
無事に売却益を均等に分けることができ、A様姉妹大変満足されています。
岡山市にお住まいのW様が「相続手続きを進めるために相続財産調査を行い、相続不動産を売却した事例」
お客様の相談内容
●売却物件 概要
所在地 | 岡山市南区豊成 | 種別 | 一戸建て |
---|---|---|---|
土地面積 | 60.57m² | 建物面積 | 55.23m² |
築年数 | 45年 | 成約価格 | 630万円 |
その他 | 3LDK | ― | ― |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は岡山市にお住まいの50代のW様です。
お父様がお亡くなりになり、Wの様は同じ岡山市にあるご実家を相続することになりました。
W様はすでに持ち家があるため、ご実家に移り住む予定がなく売却を希望されています。
解決したいトラブル・課題
相続した実家を売却したいが、父親の財産の全容が把握できないため、相続手続きが進められない。
W様はお父様の残した財産がどれほどの金額になるのか把握していません。
そのため、W様は売却を希望していることもあり、財産の一つであるご実家の金額から査定してもらうことにしました。
不動産会社の探し方・選び方
W様は相続に詳しい不動産会社に相談することにしました。
岡山市内の不動産会社をインターネットで探し、その中で
・不動産相続の手続きのコツを紹介しているページがあり、相続問題に精通してそう
・税理士や司法書士と連携しており、より専門的なアドバイスがもらえそう
といった点に魅力を感じたウェーブハウスに相談することを決めました。
W様は早速、電話で問い合わせ実際に訪問することになりました。
W様の「トラブル・課題」の解決方法
相続した不動産を売却するには、相続する財産の全容を把握したのち、相続手続きを終えられることが前提です。
W様には、「相続財産を調査する目的」と「調査すべき財産」について説明いたしました。
1.「相続財産調査」について
相続財産調査とは、相続が発生した際に被相続人が所有していたすべての財産を把握するために行います。
また、以下のような目的があります。
【相続財産調査を行う目的】
- 相続放棄をするか判断するため
相続した財産がプラスよりも借金といったマイナスの方が多かった場合、相続放棄を検討する必要もあります。
相続放棄をするか判断をするためにも調査を行うことが大切です。 - 相続税の申告に必要な情報を集めるため
相続税の申告を行う際には、相続財産の評価額を正確に算定する必要があります。
正確な評価額を出すためにも被相続人が所有していた不動産や預貯金、株式、保険など、すべての財産の情報が必要となります。 - 遺産分割協議を円滑に進めるため
財産の内容が明確でないと、相続人同士でどの財産を誰が相続するのか決める遺産分割協議が進みません。
財産調査で全体像を把握することは、協議をスムーズに行うためにも重要になるでしょう。
したがって、全体の相続財産を把握していない状態での相続手続きは、のちにトラブルにつながる可能性が高いです。
2. 調査すべき相続財産
相続財産には不動産以外にも様々なものがあります。
相続財産で調査の必要な財産は以下の通りです。
● 不動産の調査
被相続人が所有していた不動産については、登記事項証明書を取得し、所在地、面積、建物の種類、所有者名義などを確認します。複数の不動産を所有している場合もあるため、登記情報の確認はしっかりと行うことが重要です。
● 預貯金の調査
被相続人の銀行口座や郵便貯金について、取引明細や残高証明書を取得します。
金融機関によっては、口座の有無を調査する手続きをとる必要があるため、被相続人の通帳やキャッシュカードなどを確認して、全ての口座情報を洗い出します。
● 株式や投資信託の調査
被相続人が株式や投資信託を保有していた場合、証券会社に問い合わせて残高証明書などを取得します。
また、株式の銘柄や保有数なども確認し、評価額を計算します。
● 負債の調査
借入残高が記載された書類や税金の未納通知書などが残されていないか確認します。
場合によっては自治体に照会することも必要になります。
また、信用情報機関に情報開示請求することも検討しましょう。
3.「結果」
W様には弊社が提携している司法書士を紹介し、相続財産調査のサポートを行いました。
結果、全ての財産内容を正確に把握することができ、スムーズに相続手続きを完了。
相続手続き完了後、不動産売却手続きを進め、最終的に約5か月で買主が見つかり無事に売却が成立しました。