〜 木造住宅とシロアリ 〜
2014.07.09
木造住宅は当然木で出来ておりますので、
地中から来たシロアリに食べられてしまう
事があります。
そこで、木造住宅の売買をするときには、
シロアリの検査をする事がありますが、
これは結構大仕事です。
新しい住宅で、点検口があればそこから床下に潜って
検査できるのですが、無い場合は和室の畳を上げて
その下にある床板を切って、床下に入ります。
本日検査して頂いた住宅は、畳を上げた時点で
多数のシロアリがいました。
束石から床に向けて、白い蟻道(ぎどう)が伸びています。
ここを通ってシロアリが上がってきます。
ここまでで、シロアリが居ることは間違いないのですが
さらに床下にもぐって、検査をしていきます。
基礎の高さによりますが、入るのも簡単ではありません。
プロの技です。
マスクをして、這って写真を撮って回ります。
終わる頃にはへとへとです。
シロアリが居た場合は、駆除して、薬を散布する
防蟻(ぼうぎ)という事をすると5年ぐらいは保証してくれます。
ただ、既に木部が痛んでいるとその部分をやり直す必要があります。
住宅の床下換気口を塞いだりせず、湿気の少ない状況にして
定期的にメンテナンスをして、長く住みたいものです。